職務経歴書とは、これまでの職歴・職務内容を記載する書類です。
ある程度の様式が固まっている履歴書と違い、
職務経歴書は様式が自由で、応募者の状況に合わせて内容も異なってきます。
医療・介護職の転職では提出を求められるかは事業所によって異なりますが、
いざ必要な時の為に書き方をチェックしておきましょう。
◇「経歴」だけじゃない職務経歴書
◇基本はパソコンで作成、手書きもOK
◇自由な様式で作成
◇志望動機をメインに
◇職務経歴は簡潔に
◇前職の経験や趣味から活かせること
異なる職種から転職する場合、一般的に「未経験者」として扱われることになります。
そのため、医療・介護職を目指すきっかけとなった「志望動機」をメインに、本気度を伝えましょう。
志望動機を記入するポイント
①なぜ異なる職種へ転職したいのか
②応募先の職種の仕事内容を理解した上で応募していること
③応募先の職種の仕事をこなせる能力・適正があること
前職が異職種の場合、職務経歴は簡潔にまとめます。
ただし勤務期間、勤務先の情報、職種、職務内容は最低限記入しましょう。
何度か転職をした場合には、一般的には時系列(古い順)に書きます。
前職が異職種であっても、今までの経験から医療・介護職で活かせることに繋げます。 また、趣味からもアピールできるポイントを記入しても良いでしょう。
【例】医療・介護職で活かせる能力
・体力に自信あり
・コミュニケーションが得意
・思いやりがある
・気配りができる・・など
◇経歴の要約
◇職務経歴をメインに
◇保有資格
◇自己PR
同じ職種から転職する場合、「経験者」であり、即戦力になる能力があることがアピールポイントとなります。
そのため、前職の「職務経歴」をメインに、培ってきた経験や習得したスキルを具体的に伝えましょう。
まずは、これまでの経歴を要約し、培ってきた経験や習得した知識やスキルを分かりやすく記入しましょう。
前職ではどのような事業所で、どのような業務を経験してきたのか、分かりやすく書きましょう。
何度か転職をした場合には、一般的には時系列(古い順)に書きます。
転職回数や職務内容の情報量が多い場合は、表を用いてまとめると見やすくなります。
下記の項目は必ず記載しましょう。
・勤務期間(勤続年数)
・勤務先の情報
・職種
・雇用形態
・職位(役職に就いていた場合)
・職務内容
勤務先の情報は、施設形態・定員数・従業員数など施設規模が分かるように書きましょう。
企業名は略さず、「株式会社〇〇」と正確に記入します。「(株)」は使用せず、「株式会社」が前に付くか後ろに付くかにも注意しましょう。
同様に、介護施設の形態についても「特養」・「老健」と略さず、「特別養護老人ホーム」・「介護老人保健施設」と記入します。
職務内容は、経験した業務を具体的に記載します。
医療・介護関連の資格を持っている場合は、取得順に名称は省略せずに書きましょう。
介護の資格以外にも、運転免許を持っていれば忘れずに記載しましょう。
自己PRではあなたの今までの経験から得た「強み」を中心にアピールする欄です。
その際、抽象的に書くより、実体験した具体的なエピソードを盛り込むと人事担当者に伝わりやすくなります。
今後の働き方や目標についても触れると、より熱意が伝わるでしょう。
また、「あなたの強み」と応募先の事業所が「求めている人材」が合致するかが採否を分けるポイントとなる為、
応募先事業所のホームページを見るなど、情報収集をしておくことをおすすめします。